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NETIO

NETIO

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NETIO mail serverというものが、秋葉原の若松に積まれていた。
当時の場所は ここ
値段1980円(税別)で買ってきてみた。(2003.10.20:(MON))

パネル面

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  • 中身的には、Linuxベースのメールサーバー(sendmailらしい)であり、DNSにも成れ、固定IPでドメイン名つけられる。
    初期設定にD-SUB9のクロスケーブル*1が要る。

中身

NETIO (TWIN SUN) Set-Top-Box for Internet mail
CPU Pentium 75MHz 相当 (AMD 5x86らしい)
CPUはソケットにマウントされているので換装は可能
メモリー
メモリは16MBのSIMMが2枚=32MB
HDD
3.5inch IDE 2GB 追加スペースなし
通信ポート
10Base-Tx1、シリアルポートx2
キーボード端子
AT機用標準DIN-5pin
拡張ポート
ISAx3 内1つは、ネットワークカードで埋まっている
その他
初期設定はシリアル接続・起動後はWEB方式での接続で管理設定可能
webメール機能あり
FireWall機能 なし
メール総容量 700MB
プロトコル TCP/IP、SMTP,POP3,IMAP4
開く
両側面端のネジをはずし、裏パネルの真ん中にあるつまみ(いかにも引っ張るためについている、というやつ)を引っ張れば引き出せる。
ハードウェア的にはAT互換機そのままのようで、WindowsMEの起動FDからも起動できる。

その他

  • 取説に1997年の年号が有り、出荷検査合格票がH10.03.06
  • IPアドレス、サブネットマスク、administratorのpasswordはすべてシリアルクロスケーブル接続からのみ変更できる。
  • WEBから管理画面へLOGINすることで、上記のもの以外色々と設定ができる。マニュアルには、詳細はオンラインヘルプを見るように…と書かれている。
  • 正面の蓋の中に電源スイッチと、3.5inchFDDが入ってる。
  • TWIN SUN(www.twinsun.com)というUSの会社はまだ存在するらしい。
    しかしサポートWEB(www.netio.com)はもうない。
  • 出荷前検査合格証明書の生産担当社名にある藤沢市のプロトンという会社は、 http://www.proton.co.jp/ ということで、現在も存続しているようです。(住所は違っているけど代表の電話番号が同じ(笑))

シリアルケーブル接続画面

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  • クロスケーブル(インターリンクケーブル)を買ってきて、初期設定。
    • これでWEBからアクセスできるようになった。

管理画面

TOP

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  • http://192.168.1.2:8888/web/admin/
    ユーザー名:administrator
    PASS:シリアルケーブル接続で設定したもの
    で、アクセスするとこの画面になる。
ネットワーク

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  • 左のメニューの「ネットワーク」をクリックすると、この「ネットワークの設定」の画面が表示される。
ユーザ

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  • 左のメニューの「ユーザ」をクリックすると、この「ユーザの管理」の画面が表示される。
メール管理

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  • 左のメニューの「メール管理」をクリックすると、この画面が表示される。
コントロールパネル

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  • 左のメニューの「コントロールパネル」をクリックすると、この「コントロールパネル」の画面が表示される。
    • アップデートをクリックしたところ、延々と待った挙句に「マニフェストファイルが読めません」と。 なるほど、見に行ったhttpサーバーの先には、その様なファイルはもうない…ってことですね。
    • バックアップをクリックしたところ、バックアップと称してなにやら固めたファイルを吐いた。なにか設定ファイルも吐き出すのであれば、いじる余地があるかもしれない…ということで、後日解凍を試すものの、どうもうまく開けず。tar+zipだとおもうんだけど。
製品登録

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  • 左のメニューの「製品登録」をクリックすると、この画面が表示される。
    使用者の諸元登録をした途端に、ユーザーサポートへメールを出そうとしたらしい。
    こーゆーのって、きちんと明記されていないのは嫌いだなぁ。
    でも、どうあがいても送り先がなくなっています。
ロゴをクリック

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左のNETIOのLOGOをクリックすると、製品に関するページを表示するであろうところに接続を試みる。しかし、すでにページはない。

HELP

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HELPのTOPメニュー画面

WEBメール

WEBメール機能を持っているので、以下のようにアクセスすることができる。

WEBメール画面にアクセスする
http://192.168.1.2:8888/web/mail/

マニュアル

付属のマニュアル類は薄い冊子。その中で有益な情報が書かれている物は、せいぜい このマニュアル ぐらいなもの。

総合的に考えて

製造当時の時代の常識で設定されているものを、今の時代に動かすのは結構怖い思いをするということです。 何らかの方法で内部の設定を変更するとかして、pop-befor-smtp化するなどしない限り、 このままインターネットの荒波に晒す場所に設置してしまうと、程なくSMTPをspam等の踏み台にされまくると思う。 精々、LAN内のCLOSEDなメール用に使うのが精一杯でしょう。

*1インターリンクケーブルで可